とうがらしと日本人

韓国では、コチュジャン、アメリカではタバスコなどに使用されている、「唐辛子」は、日本には桃山時代にポルトガルから伝来したなどと言われているそうです。唐辛子は、南米原産で、唐辛子を最初にヨーロッパに持ち込んだのは、コロンブスなどと言われています。中国には、明朝の末期、にシルクロードを経由して入ったなどと言われていますが、それ以前に日本には唐辛子は伝来されていたものと思われます。民間療法などでは、肩こりや、神経痛などの筋肉疲労に湿布などとして患部の治療薬として使用されていたこともあるようです。また、唐辛子を靴の中に入れておくと足先が冷えないなどとも言われ、唐辛子は、人々の生活には欠かせない香辛料一つでもあります。

暑い国々で、唐辛子料理などの辛い食べ物や辛いものを食べる風習があるのは、唐辛子など辛味のある食材の発汗作用で血流を良くし、さらに発汗が促されることで、体温調節を行い、汗をかく事で、体温が下がるというような意味合いがあるようです。海外では、レッドペッパーなどと呼ばれ、カレーなどの香辛料などに多く使われていますが、日本では一味唐辛子や七味唐辛子などの薬味として多く使われています。夏が旬ではありますが、秋口に実を天日干しし、乾燥したものが多くは出回っています。その葉っぱも、葉唐辛子などと言われ佃煮などとして食されることが多いです。

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